1933年、アメリカで誕生し特撮映画界に革新をもたらした『キングコング』。
1954年、日本で生み出され映画史に名を刻む伝説となった『ゴジラ』。
その両者が、半世紀以上の時を経て交錯する作品――それこそがモンスターバースシリーズです!
レジェンダリーエンターテインメントと東宝がタッグを組んで制作されたこの作品。既に3作品が公開され、2020年に向けてシリーズ4作目が製作中の本シリーズ!
今回はおさらいも兼ねて、そんなモンスターバースシリーズを解説していきたいと思います!
第一作より60年――怪獣王は帰ってきた!
シリーズ第1作となる本作は、ギャレス・エドワーズ監督の下制作され、アメリカンゴジラらしい迫力と威容に満ちた作品となりました。
ペルム紀より地下で生き永らえ続けてきた怪獣王、その宿敵たる巨大生物MUTO(ムートー)、そしてその両者の戦いと巻き込まれた人類の奮闘…。どれも目が離せない展開ばかりです。
また、この作品でもう一つ印象的なポイントはゴジラの立場。それまでのゴジラは主に人間が乗り越えるべき試練にして向き合わねばならない人類の罪といった存在でしたが、本作においては共存しなければならない存在として描かれているのです。
従来の敵対者ではなく、持ちつ持たれつの関係が示唆された怪獣王。今後この要素がシリーズにどう絡んでくるかも見所と言えるでしょう。
その他ゴジラの作品
髑髏島に潜む巨神 もう一人の『王(キング)』
『GODZILLA ゴジラ』より3年後、2017年に公開された『キングコング:髑髏島の巨神』。
ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督により制作されたこの作品は、『もののけ姫』をはじめ日本の創作物からも数多く影響を受けており、作中に登場する怪物や登場人物たちに強く表れています。
既存動物たちをベースにしつつ、明らかな異形を見せる原住生物たち…。禍々しくも躍動的な彼らの姿は、作品の主役であるキングコングにも引けを取らず、独特の魅力に満ちていると言えます。
さらに見逃せないのが、そのキングコング! 歴代コング同様見た目こそいかついものの、根っこの性格は博愛精神の強い温厚なもの。そんなコングが島を訪れた人間たちと出会い、どんな物語を築いていくのか――それは是非、本作を見て確かめて下さい。
その他キングコングの作品
更なる伝説へ 再来と激突
そしてついに今年、2019年。多くのファンが待ち望んだであろう日がやってきました。
モンスターバース最新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』、その公開です!
予告からも、壮大な展開になる予感がひしひしと伝わっており、期待度が高まっていた本作!
怪獣王と巨神、どちらに軍配が上がるのか。巨大怪獣が大激突する迫力の映像美と数々の“オマージュ”が製作陣のゴジラへのリスペクトを感じずにはいられません。
2020年には第4作『Godzilla vs. Kong』の公開も予定され、ゴジラとキングコングの本格対決が期待されています。
まとめ
さて、これにてモンスターバースシリーズの解説は終了です。
アメリカと日本の共同制作となる本シリーズ。その出来栄えは双方の作風が強く根付いており、見る者を惹きつける内容となっています。
気になった作品があれば、今からでもぜひDMMレンタルで借りてみて下さい!