原作コミックの実写化について
近年、コミックの実写化が相次いでいますね。ドラマ化だったり映画化だったり、二次元創作の物語を三次元、つまり実在の人物や世界で表現しています! 実際に実写化されることにより、知名度が広がり話題になって人気が出る作品も少なくありません。しかし、二次元の世界を三次元で表現することが困難なものもありますし、作品に思い入れがあるファンであれば安易に喜べない背景もあります。漫画の世界を表現するのはとっても難しいんですよね。
私もよく漫画を読みますが、実写化されたものが原作のイメージと掛け離れていると、うーんと首をひねってしまいます。あくまで個人的な意見ですが、実写化されるものは原作となるキャラクターや世界観をより忠実に再現できているか否かが、大事なのではないかと思います。
さて、長い前置きで申し訳ありません! そんな“にわか”な私にも今楽しみで注目している原作コミックの実写化があります。それが『3月のライオン』。読んだことはなくても名前だけは知っている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか? 早速作品を紹介していきます!
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作者は羽海野チカ先生
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『3月のライオン』は『ハチミツとクローバー』でお馴染みの羽海野チカ先生が作者になります。羽海野先生と言えば登場人物の心理描写がとても上手い。丁寧且つ凝った演出にあっという間に感情移入してしまいます。前作の『ハチミツとクローバー』でも幾度となく感情移入して涙してきました…。本作の『3月のライオン』でもその腕前は健在! 読者を引き込んで離しません!
作品のテーマは「将棋」それから「家族愛」と「人との触れ合い」
あらすじは、幼い頃に事故で両親と妹を亡くした主人公の桐山零(きりやまれい)くんが、生きる為に将棋の世界に入り、プロとなり、そして出逢った沢山の人達と心を通わせて成長していく優しい物語になっています。これがまた…笑えるところあり、泣けるところあり、そして見ている人に勇気を与えてくれるようなお話なんですよね。優しい物語と言いましたが、熱いところもあります。
『3月のライオン』には主人公のモノローグが多く展開されています。読者は『3月のライオン』の世界には居ませんが、彼のモノローグをきっかけに不安や葛藤、決意などに触れてどんどん作品の世界にのめり込んでしまうんですよね。文字通り「夢中になる」。『3月のライオン』の魅力は到底語り切れませんが、とにかく凄い作品です!(実際、過去にマンガ大賞で大賞に選ばれたこともあるんですよ。)
3姉妹の魅力
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『3月のライオン』には主人公の零くんと家族同然の付き合いをする3姉妹がいます。何と言ってもこの3姉妹が癒し! 物語には欠かせない存在で、いつでも優しくあたたかく零くんの傍にいてくれます。
3姉妹に関してはぜひ実際に原作を読んでその魅力を知って貰いたいのですが、折角なので私個人の見所オススメポイントをお教えしますね! それは、あかりさんの作る料理がとても美味しそう! だというところ! いや、本当に美味しそうなんです。美味しそうであたたまりそうなんです…。何を言ってるんだお前、と思ったそこのあなた。読んでみて下さい。そしたら私の言ったことがわかるはず。
実写映画化されました
そんな『3月のライオン』が実写化されました。それを聞いて複雑な私。(微妙な役者さんを起用した微妙な作品になったらどうしよう…)
しかしキャストさんを見て納得してしまいました。主人公の零くんを演じるのは今話題の「神木隆之介」さんです。神木さんと言えば同様の実写化コミックで『るろうに剣心』にも出演していますね! また昨年大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」では主人公の一人、立花瀧くんを演じています。
その他のキャストさんも実力派俳優が勢ぞろい! 何より原作を意識したキャスティングに一ファンとして期待が高まりました! 映画は2017年3月17日より公開予定です! ああ観たい…観に行きたい…観に行きますよ!!
いかがだったでしょうか? 『3月のライオン』の魅力が少しでも伝われば嬉しく思います。実写化の話題ばかり取り上げましたが、実はアニメも放映中なんですよ。アニメも原作の雰囲気を壊すことなく、優しく丁寧に物語が進んでいます。コミック読む暇ないよ! という方はぜひアニメでお楽しみください。